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金券ショップと青春18きっぷ

●青春18きっぷの使い勝手が悪くなったのは、金券ショップ対策

青春18きっぷは、1枚で5回分という方式で販売されていますが、1995年までは5枚ワンセットの形式で販売されていました。こちらの方が、1セット買って他人と分ける事も簡単だったので青春18きっぷの使い勝手が良かったのですが、1996年からは現在の方式に変わりました。

これは巷では、青春18きっぷが金券ショップでバラ売りされるのを防止するためにJRが取った施策と言われています。JRとしては、5回分まとめて売る代わりとして格安な値段を設定している青春18きっぷが、金券ショップでばら売りされてしまえば、青春18きっぷの発売枚数が減り、商売上がったりだからです。

●昔は、かなりの確立で金券ショップで青春18きっぷを買えたが・・・

青春18きっぷが、1枚で5回分という現在の方式で販売される前は、金券ショップで青春18きっぷをかなり多く見かけました。小さな金券ショップでも、青春18きっぷのシーズンになると、青春18きっぷのばら売りを見かける事は多く、JRには悪いですが管理人も青春18きっぷを金券ショップで購入した事があります。

●確実に効果を上げた青春18きっぷの金券ショップ対策

しかし青春18きっぷが、「5枚ワンセット」から「1枚で5回分」という現在の方式になってからは、確実に金券ショップで青春18きっぷを手に入れるのが困難になりました。ネットオークションの普及を考慮したとしても、金券ショップでの青春18きっぷ取引量が減ったのは確実と思われます。青春18きっぷを「5枚ワンセット」から「1枚で5回分」にした事によって、金券ショップとしても、買い取った青春18きっぷを確実に売り切れる自信がなくなったのです。

小さな金券ショップはもちろん、東京・山手線の駅前にあるような金券ショップでさえも、青春18きっぷが店頭に並ばなくなりました。あるお店の店員は「もう青春18きっぷは取り扱っていない」とさえ管理人に断言しました。

●それでもまだある。金券ショップで売られる青春18きっぷ

青春18きっぷの様式が変わった1996年以前に比べてだいぶ減ったものの、今でも青春18きっぷを取り扱っている金券ショップは探せばあります(2007年現在)。

東京・山手線の某駅前にある金券ショップでは、

という値段で売られていました。この金券ショップでは青春18きっぷ専用のスペースを確保していましたので、青春18きっぷの取引に積極的なようです。ある所にはあるのですね。
ただ、残念な事に、この金券ショップの青春18きっぷ棚に青春18きっぷがたくさん置いある事は無かったように思います。やはり金券ショップで青春18きっぷは人気商品なのです。

●青春18きっぷは、こういう金券ショップで売られている

金券ショップが青春18きっぷを取り扱う上で、一番恐れているのが、売れ残る事です。青春18きっぷの発売方式が変わって以来、金券ショップが青春18きっぷを取引する事の難易度は確実に上昇しましたが、上記のような立地条件に恵まれた金券ショップならば、青春18きっぷを取引する事ができるのです。